物置を選ぶ時には、サイズはもちろん、設置する場所や収納するもの、
重視したい機能性など、いろんな要素が関係してきます。
どんな点に気をつけたらいいか、ここでご紹介しておきましょう。
- 物置はタイプにより耐荷重が異なります。一般型は約60cmの積雪にまで耐荷重がありますが、60cmを超す積雪地域の場合は、積雪型を選びましょう。
- 寒冷地では結露発生を軽減するために、屋根部材の室内側に発泡ポリエチレンなどの断熱材を貼り付けた結露減少型を選びましょう。
- 衣類など湿気を嫌うものには、衣裳ケースに入れるなど適切な収納方法で、物置の内壁と外壁の間に断熱材を挟み込んだ断熱構造タイプの物置に収納するのがお薦めです。
- 積雪地では雪の重みに耐える積雪型、豪雪型。用途によって断熱材付き、自転車が置けるオープンスペース型、バイクが置けるシャッタータイプもあります。
- 凍上とは、地中の水分が凍って地面が隆起する現象で、建物がゆがんだりするなどの被害を及ぼすことがあります。扉下レールなしなら地面が隆起しても開閉に影響しません。
- 置けるサイズに余裕がある場合は、少し大き目をお薦めします。
- 物置のサイズを考える時、間口ばかりに目が行きがちですが、高さも忘れずにチェックしましょう。高さがあれば、収納効率はグンとアップします。
- 設置の際には本体サイズの前後左右に10~20cmの余裕が必要です。屋根寸法は土台よりも大きめに設計されており、高さに関してもブロック(10~20cm)分は足しておきましょう。
- 小さなサイズの収納庫の場合、庫内には入り込めないので開口部は大きい方が便利です。「3枚扉」なら開口部が大きく真ん中の収納も出し入れ簡単です。
- 荷物を降ろさず肘でも開閉できるものが便利です。
- 鍵がなくてもロックできる仮ロックは便利です。
- 棚板の下の柱がなければ、出し入れは格段に便利です!
- ※扉下レールは、自転車を収納するときなど砂が溜まりやすく、ほおっておくとキズ・サビが発生し、開け閉めしづらくなる場合もあります。
- 比較的大きなサイズの物置は、庫内に入り込んでの出し入れがあるので床の強度もチェックしましょう。
- 棚柱が手前にあるタイプであれば、棚板のスペースが広く便利で、デッドスペースもありません。
- 高い耐久性で建築物にも使用されている、ガルバリウム鋼板を使用した商品もあります。
- アルミニウムがめっき表面に耐食性皮膜を形成して鋼板を守ります。
- 風雨などでキズが発生した際も、亜鉛が溶け出して鋼板を保護し、サビから守ります。
構造の違いにより板厚が異なりますが、メーカー毎の工夫によって、どれも安全基準以上の完成強度を持っています。
- 中大型物置も比較的置きやすいはず。「収納容量」、「使い勝手」にこだわりましょう。
- 庭で使用する園芸用品、防災用品などを収納するのが一般的です。
- 目立つ場所なので、デザイン重視でカラーにも気を配るべき。住環境に馴染む木目調や、シックなブラックなどが人気です。
- 小型物置なら工具などを入れる場合が多いのですが、中大型物置を置き自転車を入れる場合もあります。
- 物置内に懐中電灯を置いておくと、夜の出し入れの際に助かります。壁面に掛けておけるフック付きのものもありますので、扉付近に設置しておきましょう。
- 収納するものは時間とともに変わっていくもの。中身が変われば、収納の仕方にも工夫が必要。棚板の高さが変えやすい、奥行きも1枚板か2枚板が選べるなど、自由度が高ければ後々便利です。
価格も大事な要素です。耐久性や使い勝手、デザイン性などは、やはり価格が高いほどよい傾向にあります。
自分の求めるものと予算を比較しながら上手に選びましょう。